記録#6 コスモスプロトコル
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私は世界の終わる日がわかるはずだと常々思っていた。だが実際のところ、世界の終焉は密かに迫ってくるもので、「救い」が地平線の彼方に消えて見えなくなるころに、ようやくその姿を目前に現すのだ。一人、一人、同僚たちが研究所を去っていく。みな異口同音に「ベールを越えるべきじゃなかった」と言っていた。
私はそれに同意しないわけではない。ただ、もう手遅れであることを認めてしまうと、彼らと同じようになってしまうと思っているのだ。希望が私の中から漏れ出し、その漏れを止めるものは何もないだろう。だから、まだ何かできることがあるはずだと強く思い、私は探し続けている。
世界はまだ戦っている。ヴァレリア帝国は抵抗を続けているのだ。ガルドゥールと人類は、あらゆる場所で怪物と対峙している。だが、裂け目から現れる怪物には触ることすらできていない。
そこで私は今、ある研究を進めている。周囲のフローを使ってコスモフローを合成する方法だ。裂け目をどうにかできるとは思っていないが、一部の怪物たちを足止めすることは可能だろう。反撃ができるのであれば、まだこれを止められる。うまく行けば、更に作るつもりだ。プロジェクトに不気味な名前をつけたがるムーダンに敬意を払って、これを「コスモフロープロトコル」と称する。生き残りがこの施設に間違っても足を踏み入れないように、封印しておく。他の監視者は全員同意し、セキュリティシステムが設置された。面白いことに、ヴェイラの紹介があるまで、みんな私の存在すら知らなかった。
この研究が間に合うことを願うのみだ。
(少なくともエネルギー問題は解決したかな、ハハ)
(ページの隅に明るい赤で「%」と書かれている)
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